オーストラリアに来たら
時給も高いし仕事もたくさんあってガッツリ稼げるよ
そう留学エージェントさんに言われてオーストラリアに来たけれども、右も左もわからない土地でどうすれば働けるのかもわからない・・・
これが3年前の自分です。
そこから自分で調べて、たくさんレストランやカフェに履歴書を配りましたが
結局働けた場所は「日本食レストラン」
そこから3年間でファームジョブ、ファクトリージョブ
マッサージジョブなど色々なところを転々とし
最終的に自分に合った仕事を見つけることができました。
ということで今回は
「海外で仕事を見つけるところから働くまでのロードマップ」として
・仕事を始める前にやっておくこと
・仕事の探し方
をご紹介します。
・これからオーストラリアに来て、仕事を見つけたいと思っている方
・ワーキングホリデーや語学留学に興味のある方
・現在オーストラリアにいて、仕事探しの方法がわからない方
※ご紹介する内容についてですが、あくまでもワーキングホリデーや語学留学で来られる方向けに書いております。
海外就職となるともっと深い内容を書かなければならなかったり、実績や功績が違いますのでご了承ください。
海外で働く大まかな流れ
オーストラリアでは銀行口座、Tax File Number、スーパーアニュエーションファンドというものが必要です
オーストラリアではA4用紙一枚の履歴書を自分で用意する必要があります
必要に応じてカバーレターが必要です
オーストラリアでは①求人サイトからの応募 ②履歴書をお店に配るまたはお店のHPから申し込む ③友人の紹介の3つの方法が主流です
主な会社は面接(レストラン系はトライアル)があります
それに受かった場合働くことができます
必要な書類を準備しよう
オーストラリアで働く場合はこちらの3つが必要となります
・銀行口座
・Tax File Number
・スーパーアニュエーションファンドを選ぶ(働いてからでOK)
これがないと働くことができません。
銀行口座開設
オーストラリアで働きたいよという人は渡豪後すぐに銀行口座を開設しましょう。
働かない人でもすぐに開設した方がいいです。
なぜならオーストラリアはカード社会で、現金はほぼ使わないからです。
コロナ禍では現金NGの場所もたまに見かけます。
3大銀行と呼ばれる銀行があり、ANZ・Commonwealth・NABがあります。
私はANZを使用しています。ワーキングホリデーの方はANZかCommonwealthを使用している率が高い印象があります。
口座開設の際には必ずID(パスポートや免許証)、住所などが必要です。住所は仮住まいのバックパッカーやホテルにし、後から変更することもできます。
\詳細を知りたい方はこちらから/
Tax File Number
A tax file number (TFN) is your personal reference number in the tax and superannuation systems.
It is free to apply for a TFN.
Your TFN is:
・an important part of your tax and super records
・an important part of your identity – make sure you keep it secure
・yours for life, even if you change your name, change jobs, move interstate or go overseas.
https://www.ato.gov.au/individuals/tax-file-number/
タックスファイルナンバーは納税者番号のことで、オーストラリア内で働く場合に必ず雇用主に見せる必要があります。
上記にも記載されていますがタックスファイルナンバーは一度しかとることができず、オーストラリアから一度帰国し再度戻ってきた場合も使用します。
一生ものになるので、しっかりとメモしておくか書類を手元に残しておく必要があります。
スーパーアニュエーションファンドを選ぶ
スーパーアニュエーションとは、日本でいう退職金のことを指します。
雇用主は給料に対する一定の割合を支払う義務があり、つまり会社側が退職金を少しづつ積み立ててくれています。
実際にはスーパーアニュエーションを持っていない場合、雇用主が勝手に作ってお金を入れてくれている場合があります。
私はスーパーの存在自体知らなくて
職を変えたときに
「ん?このスーパーアニュエーション番号ってなんだ?」
ってなって作られていることが発覚しました。
スーパーアニュエーションは初めての仕事を始める時に作ります。自分でスーパーアニュエーションファンドを決めてもいいですし、雇用主に委ねてもいいです。
わからない場合は働く前に雇用主に確認してみましょう。
おすすめは銀行口座開設とともに一緒に作ってしまうことです。
私の場合ANZ銀行・ANZスーパーチョイスを使用しており、同じスマホアプリで管理することが可能です。
スーパーアニュエーションファンドはこんなのがある!
よく耳にするのは
・Australian Super
・Sun Super
はじめに働いたジャパレスでもSun Superで作られていました。ですが同じ銀行口座のアプリで確認できた方が楽だったので私は後から変更をしました。
永住目的であったり長期的に住む場合は金利がスーパーアニュエーションファンドによって変わってくるので、他社と比較をして作った方がいいですね。
ワーキングホリデーが終了し永久的に帰ってこないと決めた場合、スーパーアニュエーションのお金を引き出す申請ができます。
全額は返ってきませんが、ある程度の金額は返ってきます。
\スーパーアニュエーションについて詳しく知りたい方はこちら/
https://www.ato.gov.au/individuals/super/#Startingyourfirstjob
フォロワーさんから聞いた!これもあったらいいよ
・前職のリファレンス(推薦状)→私はオーストラリアの中小企業で働いたときに一度だけ聞かれました
・ABN→個人事業主になる場合に必要、主にウーバーイーツやマッサージジョブで必要
・RSA→お酒を提供するレストランやカフェのスタッフは必須
前職のリファレンスは、一般的なワーキングホリデー中に働く職種(例えばファーム、ファクトリー、レストラン、ホテル)などではあまり聞かれませんが、大企業・中小企業、教育や福祉関連などではよく聞かれるそうです。
ABNは個人事業主になる場合に必要となる番号です。
\ABNについて詳しく知りたい方はこちら/
https://www.abr.gov.au/business-super-funds-charities/applying-abn
履歴書(レジュメ)とカバーレターを書こう
オーストラリアで働くための必要な書類等が揃ったら、次は履歴書を書きましょう。
大体の場所では履歴書が必要となりますが、ファームジョブでは1箇所しか聞かれませんでした。
履歴書とカバーレターの書き方についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
求人サイトをチェックしよう
ここでは仕事の探し方を簡単に紹介していきたいと思います。
オーストラリア内で仕事を探すには主に三つの方法があります。
①オンラインで応募
②履歴書を実際にお店などに配る/お店のHPやFacebookから応募し仕事をとる方法
③友人の紹介
仕事の探し方についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
\カフェやレストランジョブに興味がある方/
\ファーム・ファクトリージョブに興味がある方/
実際に連絡が来て、面接またはトライアルをする
カフェやレストラン、ファクトリージョブの場合は面接(またはトライアル)の連絡がきます。
トライアルについては上記に関連記事として載せた「カフェ・レストランジョブの探し方」に記載しております。
ミートファクトリーでは、場所によっては身体検査があります。(簡単な握力など)
ミートファクトリーの時は
いつから働ける?
この仕事はきついけど大丈夫?
などと働ける前提の面接でした。
パン工場の時は
「もし仲間が間違ったことをした時、あなたはどうする?」
「あなたが安全に工場で働くようにするためには、何をしたらいい?」
などと具体的なことを聞かれました。
面接後に電話やメッセージで連絡がくれば、晴れて働くことができます。
オーストラリアの最低賃金っていくらなの?
What is the current national minimum wage?
The national minimum wage is currently $20.33 per hour or $772.60 per 38 hour week (before tax).
Casual employees covered by the national minimum wage also get at least a 25% casual loading.
https://www.fairwork.gov.au/tools-and-resources/fact-sheets/minimum-workplace-entitlements/minimum-wages
2022年11月現在は、フルタイム・パートタイムの最低賃金が$21.38(before tax)
カジュアルの最低賃金がそれに25%積まれた$26.73(before tax)となります。
※フルタイム・パートタイムは有給休暇が使えるなど福利厚生がありますが、カジュアルは病欠や有給休暇などはありません。
多くのワーキングホリデーでこられている方がカジュアルジョブに該当すると思います。
カジュアルかフルタイムか選べるところもありますし、レストランなどはオーナーから「フルタイムにしない?」と声がかかることもあります。
自分にスキルがある、または長く働いたら賃金交渉をしてみよう
オーストラリアでは最低時給から始まることが多いです。
エントリーレベルというものがあり、各会社によってレベル1はこの給料でこのくらいのスキルの人、レベル2はこの給料でこのくらいのスキルの人などといった制度があります。(大体の会社にはあるが、ファームジョブなどはない)
自分にスキルやある特定の学校の卒業証明書などがある場合は、働く前から賃金交渉もできます。
ドムは調理の専門学校を出ていたので、レベル3から始めていました。
私もミートファクトリーにいた時は、
全てのお肉をカットできるようになったので
リーダーに給料交渉をして賃金を上げてもらいました。
またこの仕事がこのくらいできるからレベル2にして!と言ったり
現在働いている工場では研修が終わったらレベル2に上がれると聞いていたので、研修をすぐに終わらし(オンライン研修だった)レベル2に上げてもらいました。
日本にはあまりない風習かもしれませんが、オーストラリアではスキルがあるなら賃金交渉をするのが当たり前。
もし交渉する勇気がなければ、このように言ってみましょう。
「この会社はどうしたら給料が上がるの?何の仕事ができればレベルが上がるの?」と。
そうすればオーナーや店長、リーダーが答えてくれるはずです。
※ジャパレスや一部のレストラン・カフェ、ファームではレベルというものがない場合があります。
まとめ
オーストラリアで働く際に必要なものは
・銀行口座
・Tax File Number
・スーパーアニュエーションファンドを選ぶ(働いてからでOK)
上記を揃えた後に、履歴書を書き働きたい場所に応募するという流れが一般的です。
時給についてや働く制度についてもご自身で調べてみましょう。
特に日本語で調べるのではなく「英語で」調べることが重要です。
なぜなら、あなたはオーストラリアで仕事をするからです。
英語で書かれた情報と日本語で書かれた情報どちらの方が多く得られると思いますか?