日本のオーストラリアのワーホリ特集などで取り上げられるお仕事として飲食店や工場、ファーム、AINが有名ですが、現地ではFIFOと呼ばれるFly in Fly outの鉱山に携わるお仕事がワーホリ界隈では有名です。
なんと言っても「稼げて、衣食住も無料で、多くの友達が出来る」と言われています。
鉱山(マインサイト)で働くには重機の免許や高所・危険な場所で働く資格などが必要ですが、それらの人を支える「Utility Worker」というキッチン担当やハウスキーパーなどの仕事は特に資格は必要ありません。※お酒を提供する場合はRSAが必要。
FIFOとは、仕事をどのようにゲットしたのかを知りたい人はこちらの関連記事をチェック
上記のブログを載せたところ多くの反響があり、
1週間お休みの日ってどこで暮らしているんですか?
英語力はどのくらい必要なんですか?
姉やんさんのブログを見て、FIFOの仕事ゲット出来ました!
すごく楽しんでいます。
など多くの人からDMをもらいました。
そこで今回は「FIFO Utilityのメリット・デメリット」を紹介していきます。
わたくし姉やんは約5年オーストラリアを仕事をしながら旅しており、その最後の1年間マインサイトのキッチンで仕事をしていました。いいことも悪いことも経験してきており、これからFIFOの仕事をしてみたいな・FIFOに興味があるなという方に参考にして頂きたいです。
メリット1:時給がいい
私が働いていた時期は2022年と2023年になりますが、エージェントからの派遣カジュアルで日勤$33.50夜勤$35.48と他の飲食店などに比べると時給はかなり良い方でした。※当時の最低賃金が$26.72。
オーストラリアでは年に一度最低賃金がアップしており、現在では日勤で$35以上もらえているとのことです。
フルタイムでも最低賃金が$21.38に対し$29ほどでしたので、マインサイトで働く一番のメリットは時給がいいことと言えるでしょう。
働く時間も1日12時間、2週間連続とかなり長い時間働くことが出来るので、働いてたくさんお金を稼ぎたいと思っている人にはオススメできる仕事だと思います。
1週間お休みがあるので毎週決まった額が入るのではなく、上記の図のようにある週はガッツリ給料がもらえ、ある週は全然もらえないみたいな形になります。
メリット2:マインサイトにいる期間はお金がかからない
FIFO Utilityの仕事のスケジュールは「基本2週間マインサイトで働き1週間都市に滞在」という形になります。
マインサイトにいる間は、衣食住が提供され
・食事3食無料(アルコールやバリスタコーヒーなどは有料)
・一人一部屋あたる
・ジムやプール、バスケコート・卓球台などレクリエーション施設も使える
休みの1週間、私の場合はパースのシェアハウスに滞在していました。
友人の中にはバックパッカーズに泊まっている子もいれば、友人同士で家を借りて住んでいる子、車に住んでいる子、バリのホテルを予約する子など様々でしたが、多くはバックパッカーズかシェアハウスでした。
たまにFacebookのMarket Placeをみると
FIFOの子専用安いシェアハウスなんてのもあったよ。
2週間荷物しか置かないから、オーナーにとってFIFOの子は魅力的なテナントだよね。
メリット3:各国のバックパッカーとWA地元民と働ける
マインサイトでは沢山のオーストラリア人、各国のワーホリ勢が働いています。
とくにエージェントから派遣されている人たちは、同じマインサイトに止まらず数カ所のマインサイトに行くこともあります。そうすると本当に色んな出会いがあります。
そこで同じような境遇のバックパッカー達と出会い、一緒に旅をしました。とても良い思い出ができたことに加え、カナダに来た今でもつながっているほど仲が良いです。
メリット4:1週間の休みに旅行に行くことができる
1週間まるっとお休みがあるので、旅行に行きやすいです。
私の場合は友人とキャンプに何度か行ったり、バリ弾丸旅行、パーティーやクラブに連れて行かれるなど休日を満喫していました。
オーストラリアのワーホリの醍醐味としてロードトリップがあります。特にWAでは世界一のビーチラッキベイや、有名なウェーブロック・ブルームなど様々な観光地があります。仕事と遊び、まさにワーキングホリデー!!
メリット5:嫌でも英語力が伸びる(研修がめちゃめちゃ多い)
マインサイトで働くには親会社(鉱山系)の研修、Utility会社(ホスピタリティ系)の研修の両方を受けなければなりません。
そのためストームが来たときの警報のランプやトランシーバーの使い方などのレクチャーの他、キッチンで働くためのFood Safety関連の動画研修、週1で行われるインシデント報告など嫌でも受けさせられるものが沢山あります。
さらに現地の人と働くことが多く、日本人も少ない環境です。
英語力は嫌でも伸びると思います。
ここからはデメリットに移っていきます。
デメリット1:カジュアルはクリスマス・お正月の仕事がない
私はフルタイムではなく、カジュアルワーカーでさらにエージェントからの派遣。
そのため給料が2倍になるクリスマス・お正月の仕事はもらうことができませんでした。(クリスマスやお正月は、多くの人がお休みを取るのでUtilityのメンバーは必然的に減らされます)
フルタイムが少ないサイトに1週間だけ派遣されましたが、クリスマス・お正月含め3週間程度のお休みとなりました。仕事が出来ない日があるのは痛手でしたが、その分友人らとクリスマスパーティーをしたりNew Years花火が見れたことは良かったです。
デメリット2:仕事が出来ないフルタイムと一緒になると地獄
これはどの飲食店にも当てはまると思います。
マインサイトでは多くの人が働いていますが、日本人のように勤勉に働く人もいれば全然働かない怠け者もいます。
私がいたところでも、多くの人がサボっていました。
カジュアルワーカーはサボったり仕事が出来ないと次から呼ばれないということもあり皆頑張って仕事をしていましたが、フルタイムワーカーはいきなりクビになることはなくチームの何人かはサボって全然仕事をしないなんてことも。
そんなチームにいると残業になってしまったり、頑張っている人が損をしている気分になりますよね。
私はサボっている人と一緒に働くと
自分の株が上がるからラッキーって思っていたよ。
日本人は勤勉だから、怠け者と一緒に働くとイライラしちゃうかもしれないね。僕は毎週金曜日に休むオージーが多すぎて、イライラしていた。
デメリット3:英語が話せないと馬鹿にされる
私が初めてキッチン担当として働いた時
「I don’t understand your English」と言われたり、頑張って伝えようとしているのに笑われたりしました。
平気で「あの子は英語通じないから」という人がいたり、違うマインサイトでは「no English」と名前の横に書かれるなど失礼なことが普通に起こります。
もちろん働く場所・人によって異なります。私は自分の英語を馬鹿にされたので仕事だけは頑張ろうと思い必死にやっていたら、スーパーバイザーに「次も来てね。マネージャーに言っておくから」と言われシフトをもらうことができました。
エージェントとのやり取りが基本電話なので
電話でやり取りができる程度の英語力は必要!
私は電話が嫌いで極力避けていたけど、働き始めてから耐性がついたよ。
デメリット4:2週間12時間勤務はさすがにきつい
FIFO Utilityは基本2週間働いて1週間お休み。12時間勤務。キッチン担当になると1週間日勤、1週間夜勤という体制。
私は31・32歳の時にFIFOをやっていたので、流石に半日ずっと働いているのはキツかったです。若ければもっと楽だったのかもしれません。
良かった面としては、私が働いていた職場はゆるくお昼休み1時間半たまに2時間、昼休み45分くらいとって30分早く終わるなんてことが良くありました。昼寝をしないと身体が持ちませんでした。
デメリット5:友達もFIFO。シフトが被らないと、全く友達に会えない
パースでは大好きな友人と一緒のシェアハウスに住んでおり、一緒にFIFOを始めたのですがシフトが1周ずつズレており2ヶ月間顔を見ていないなんてこともしょっちゅうありました。
同じマインサイトで出会った友人はチームが違い、1年近く同じサイトで働いていたのにパースで出会ったのはたった2回だけ。遊びたい時は「今週はパースにいるの?マインサイトにいるの?」「いつFly out?」なんてメッセージのやり取りになります。
デメリット6:ドラマが多い。恋愛ごとに巻き込まれる
私がいたマインサイトは大体19歳から33歳までの女性が多く、特に現地の若い20歳前後の子が沢山いました。
本当に色んな噂、デマ、ドラマ(いざこざやドラマのような出来事)が起こりました。
女の子同士がぶつかったり、男の子が新人の子を泣かせてしまったり、怒ってパースに帰ったり…
私も仲の良い男の子と一緒に遊んでいただけで浮気していると思われたり散々でした。仕事後に部屋でアニメを見ているだけなのに、噂されます。笑
大きなマインサイトに行く際は注意してください。
FIFOはメリットもデメリットもあるけれど、好きな人には良い仕事!
私は働き方がとても好きだったのと
職場まで30秒で行けるのが良かった。
私は通勤が好きでなく、極力時間目一杯まで寝ていたいタイプだったのでマインサイトで働くのは理想に近い暮らしでした。
夜勤の際はなかなか眠ることができず、寝不足体調不良のまま12時間働いて辛かったですが終わったときの解放感は大好きでした。
また戻りたいかと言われると答えは「YES」です。ただしUtilityのお仕事ではなく、戻るならシェフになって戻りたいです。
以上!
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ワーホリだけでなく、留学・旅行する人にも超絶おすすめしたいアプリです。(カード申請もした方がいい!)
というか今の円安でWiseを持っていないのは損!!
オーストラリア在住の日本人の多くがWiseを使っています。
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