7月になるとオーストラリア在住者は「タックスリターン時期だ!」「タックスリターンやらなきゃ!」と騒ぎ始めますよね。新しくワーホリでオーストラリアに来たら何のこっちゃってなるかもしれません。
そこで今回はTax Returnについてお話ししようと思います。
でも、私は会計士でもなんでもない。
ワーホリ中は自分でやっていたけど、教えられる程じゃない…
そうなんです。私は会計士でも税理士でもありません。
そこで集めた情報をまとめることにしました。
オーストラリアでワーホリをする上で、知識として持っておくといいと思います。
・オーストラリアで働いているワーホリの方
・これからオーストラリアに来ようと思っている方
※こちらではタックスリターンのやり方は教えませんので注意。
Tax Returnは日本でいう確定申告
Tax Returnとはオーストラリアで会計年度内に1円でも収入があった人に課せられる「確定申告」のことをいいます。
オーストラリアの会計年度は
つまりその1年間の間に収入があった人は申請をします。(申請期間2022年は10月31日まで)
過払いをしていた人はその分お金が返ってきますし、逆に不足していた場合はその不足分のお金を払う必要があります。
ワーホリのTaxは15%、会計年度の収入が$45,000を超えたら32.5%
Taxable income | Tax rate | Value(a) |
$0 – $45,000 | 15% on each $1 up to $45,000 | 0.15 |
$45,001 – $120,000 | 32.5% on each $1 over $45,000 to $120,000 | 0.325 |
$120,001 – $180,000 | 37% on each $1 over $120,000 to $180,000 | 0.37 |
$180,001 and over | 45% on each $1 over $180,000 | 0.45 |
Tax withheld by your employer
If you are a WHM, and your employer is registered with us as a WHM employer, they will withhold tax at a rate of 15% for the first:
$45,000 you earn during 2020–21 and later income years.
https://www.ato.gov.au/Individuals/coming-to-australia-or-going-overseas/coming-to-australia/working-holiday-makers/
みなさんはワーホリで働いた時のタックスはどのくらいかご存知ですか?
オーストラリアで働く際はじめに雇用契約書を書くと思います。
そこでワーキングホリデーメーカーを選択すると、会社側が勝手に給料からタックスを引いてくれます。
そのタックスの割合は「はじめの$45,000までは15%」です。
もし$45,001以上稼ぐとタックスは32.5%に上がります。つまりその時点から手取りの金額が減ると思ってください。
例えば・・・
姉やんは飲食店で働いており、週$1,000稼いでいたとします。
Taxは15%のため、$1000×0.15=$150
つまり私は$150タックスを天引きされて、手取りは$850となります。
しかし途中で収入が$45,001を超えてしまいました。
そのためTaxは32.5%、$1000×0.325=$325
つまり私は$325タックスを天引きされて、手取りは$675となります。
($45,001を超えた時点から税率が変わるので、その前に支払われた分は何も変わらないです)
会社側が勝手に32.5%に切り替えてくれる場合もあるけど
変えてくれない場合はタックスリターンの時に不足分を払うことになりますよ。
私は2年目の時に$1,500ほどお支払いしました。
ワーホリでいくつか雇用主を変えている場合は$45,000を超えても32.5%に変えてくれない??
雇用主が同一の場合は会社側が勝手に32.5%に変えてくれるところが多いですが、いくつか雇用主を変えると$45,000を超えたのに気付かない場合があります。
ワーホリの子たちは$45,000を超えないように、途中でロードトリップや旅を挟む人が結構います。
特に沢山稼いで損する訳ではないですが、
$45,000ギリギリで超えないと結構お金がもらえるのに、超えるとお金を払わなければならないという状況を回避したいという人は超えないようにしていますね。
最近は工場やFIFOで働いていると普通に超えてしまうので、それならガッツリ稼いじゃった方がいいと思います。
経費も申請できる
オーストラリアでは仕事のために購入したものの一部は経費として申請できます。
レシートを取っておくか、写真に撮っておくことをお勧めします。
例えば、
・ファームで使う靴やハイビスシャツ
・キッチンで使うエプロンや服
・仕事の旅費など
詳しくはこちらまで(動画あり)
https://www.ato.gov.au/Individuals/Income-and-deductions/Deductions-you-can-claim/
英語が得意じゃない人は、こちらのサイトがわかりやすいのでおすすめ
https://www.jams.tv/taxreturn2022
私たちワーホリはメディケアを持っていないので、
Medicare Levy Exemptionを申請することができます。
以前は郵送でしかできなかったのですが、現在はネット上でできるのでぜひやってみてください。
https://www.ato.gov.au/Individuals/Medicare-and-private-health-insurance/Medicare-levy/Medicare-levy-exemption/
ATOのアプリもあるよ
タックスリターン申請は簡単だけど・・・
タックスリターンの申請はとても簡単。
働いていた会社側がどのくらい収入があったのか、タックスを支払ったのかという情報を会計年度はじめもしくは少し遅れてATOの自分のページに反映してくれます。
銀行の利子も入れてポチポチ押していくだけ。
なんですが、その他の控除や申請も色々できるため
会計士・税理士さんにお任せするともっと返ってくる可能性があります。
毎年自分で申請していたけど今年は会計士さんにお願いしました。
すると$3,500返金されました!
会計士に依頼したお金も次年度に申請できるから実質タダになるみたい。
※2023年にはTax low incomeの制度が終わってしまったため、以前よりも返金額が少なくなっている可能性があります。
ちなみにABN持っている・キャッシュジョブの人も必ずタックスリターンしなきゃいけないよ。※キャッシュジョブは違法ではない
多分ねキャッシュジョブの人は申請していないと思うけど、申請が義務付けられているんだ。
https://www.ato.gov.au/Individuals/Jobs-and-employment-types/Working-as-an-employee/Receiving-cash-for-work-you-do/
タックスリターンの際に居住者と非居住者を選びます。
同一エリアに6ヶ月住んでいたり、同一雇用主の元で6ヶ月以上の勤務がある場合は税制上居住者となるので注意。
わからない人は会計士に聞いてみるといいと思います!!
タックスエージェントについて
私が知っている会計事務所は2つ。そこをご紹介します。(やり取りなど自己責任でお願いします)
大体$100程度です。
a plus tax aid
Twitterの方から教えてもらいました。
タックスについて色々相談にのってもらえます。
Yonsei Group
こちらもTwitterの方から教えてもらいました。
LINEで相談可能。早期割引があるそうです。(家族経営で対応が少し遅くなる場合あり)
おまけ: オーストラリアの消費税は10%
Goods and services tax (GST) is a tax of 10% on most goods, services and other items sold or consumed in Australia. If your business is registered for GST, you have to collect this extra money (one-eleventh of the sale price) from your customers. You pay this to the Australian Taxation Office (ATO) when it’s due.
https://business.gov.au/registrations/register-for-taxes/register-for-goods-and-services-tax-gst
オーストラリアの消費税は10%、GSTといってGoods and services taxのことを指します。
普段気にしないで払っているけど、知っていて損はない情報かな!
ワーホリでオーストラリアに行く人全員に教えたい『Wise(ワイズ)』
こちらはプロモーションを含みます
これからワーホリでオーストラリアに行って旅をしたい、仕事をしたいと思っているあなた。
どうやって日本円をオーストラリアドルに換えますか?または稼いだお金をどのようにして日本円に換えますか?
そこで「Wise(ワイズ)」という海外送金サービスが超便利!
・銀行や街中よりかなり良い為替レート
・海外でクレジットカードを使うと毎度手数料がかかるが、Wiseは送金した時の1回しか手数料がかからない
・色々な通貨に換えることができ、オーストラリアだけでなく色々な国で使える
・アプリで今日の為替レートをすぐ確認、送金も速攻完了
・Wiseカードがあれば現地ATMで現地通貨を下ろすことも可能
私は今カナダに住んでいるんですが、仕事を始める前は現金を持たずWiseカード・アプリだけで決済をしていました。日本への一時帰国の時も役に立ち、日本の商品を買うときには必ずWiseを使うほど超ヘビーユーザーです笑
ワーホリだけでなく、留学・旅行する人にも超絶おすすめしたいアプリです。(カード申請もした方がいい!)
というか今の円安でWiseを持っていないのは損!!
オーストラリア在住の日本人の多くがWiseを使っています。
X(Twitter)ではよくWiseの為替レートが良い時、知らせてくれる人もいます。
使ってみたいなと思った人はWiseのHPをチェック。